こんにちは。
暑い夏の期間中、少しでも涼しさを感じる為に使用することが多くなった携帯扇風機の首掛けタイプ。
でも、発火や爆発をするといった事故が多発しています。
この原因はいったいなんなのでしょうか・・・?
今回はこの疑問について解決していこうと思います。
それではご覧ください。
携帯扇風機の首掛けタイプが発火する!?衝撃を与えてしまうのが原因だった
携帯扇風機とは?
何度も充電して使える小型扇風機

暑い季節、ちょっとしたお出かけから野外イベントまで活躍するハンディ扇風機・ハンディファン。
携帯扇風機とも呼ばれ、折りたたみ可能で持ち運びやすいものから、卓上扇風機としても使える機能性を重視したもの、Francfranc(フランフラン)やBRUNO(ブルーノ)などのデザイン性が高いものまで様々な商品が販売されています。
商品を選ぶ時のポイント
- 涼しさ
- 携帯しやすさ
- バッテリーの持ち
- 機能性
- 静かさ
去年から日本も各地で猛暑を観測しており、ハンディ扇風機・ハンディファンの選び方で迷っている方も多いことでしょう。
上記のポイントを意識して、あとはご自身の環境に合わせて商品を選ぶと良いかと思います。

携帯扇風機の多くは内部にリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、USB経由で充電できる手軽さが好まれて広く普及しています。
しかし、リチウムイオンバッテリーは衝撃や高温、水分に弱く、取り扱い方によってはバッテリーの発火や破裂を招き、ケガや火災の原因になりかねません。
使用方法によっては発火することがある

最近は手に持つタイプだけでなく、首にかけるものもある携帯用扇風機ですが、まず大事なのは「衝撃を与えない」ことです。
かばんから取り出そうとして、つい、コンクリートの上に落としたことがある人も多いかもしれません。
落とした衝撃で扇風機の中に入っているリチウムイオンバッテリーが変形し、内部でショートを起こすことがあります。
そして、そのまま使い続けると突然、煙や炎が噴き出す恐れがあるのです。
NITEが行った実験
※NITEとは独立行政法人製品評価技術基盤機構のことです。
強い衝撃が加わった扇風機を使用していたところ、突然、破裂してしまう実験結果が出されました。
細かい破片も飛び散り、相当危険です。
これを防ぐためには、落とした後は異常がないか確認する必要があります。
落とす以外にも、ペットがかみついたり、水没させたりした場合でも、内部でショートする恐れがあります。
「大丈夫かな・・・?」と不安を感じたら、製造業者や輸入業者、販売元に連絡することをおすすめ致します。
携帯扇風機を安全に使用するためには?

- 地面に落とすなど強い衝撃を与えない。
- 直射日光の当たる車内など高温になる場所に放置しない。
- 雨水や海水、飲み物など、水分がかからないようにする。
もし、強い衝撃を与えてしまったなど上記の項目に該当する場合は使用を中止し、メーカーや販売店に相談することをお勧め致します。
扇風機の処分方法
一般ごみと一緒に捨ててはいけない

携帯扇風機はリチウムイオンバッテリーを使用しているため、一般ごみと一緒に捨ててはいけません。
そのまま不燃ごみとして出してしまい、ごみ収集車の中で火災が起きるケースも発生しています。
NITEが行った実験
バッテリーに強い圧力がかかると激しい炎が発生することが判明。
扇風機をお尻のポケットに入れたまま座るのも、強い圧力がかかってしまう恐れがあるため注意が必要です。
捨てる時は、電池メーカーなどが設立した一般社団法人JBRCのリサイクル協力店になっている電器店、ホームセンター、スーパーなどの回収拠点を利用しましょう。
処分方法に迷ったら住んでいる自治体に相談し、指示を受けるとよいでしょう。
リチウムイオン電池が原因の火災は増加
商品管理は適正な方法で行う

モバイルバッテリーの製品が増える中、リチウムイオン電池が原因の火災は増加しています。
東京消防庁管内では2020年の1年間で105件の火災が発生していて、22人がけがをしています。
事故件数は5年連続で上昇しているようです。
他にも、充電用のコネクターに液体やごみが付いていると発熱や発火の原因になります。
また、炎天下に自動車のダッシュボードに放置していると、自然発火することもあるので十分注意が必要です。
まとめ
近年、携帯扇風機を使用する方が多くなってきておりますが、使用方法や扱い方法によって、思いもよらぬ火災や破損事故が発生しています。
主に火災や故障の原因となるのは、商品に衝撃が与えられてしまった場合です。
万が一、コンクリートに落としてしまった場合や猛暑の日に長時間車の中で放置させてしまった時は、使用をするのをやめて、販売元へご相談してみると良いでしょう。
安全な使用方法のもと、快適な夏を送りましょう!
以上、koniiのおはなしでした!
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