こんにちは。
ハロウィーンを直前に控えた週末の10月29日の夜に、韓国で悲劇が起きました。
飲食店が並ぶ梨泰院(イテウォン)の通りはすし詰めになるほどの大賑わいだったそうです。
今回の事故が起きた原因はいったいなんだったのか?
現場の状況はどうだったのか?
今回はこれらについて調べてみました。
それではご覧ください。
韓国のソウルで起きた事故の原因は?最悪なハロウィーンになってしまった
韓国のソウルで起きた事故
韓国雑踏事故

韓国・ソウルの繁華街で2022年10月29日、大勢の人が折り重なるように倒れ、150人以上が死亡した事故。
亡くなった日本人2人のうち1人は、北海道根室市出身で、ソウルに留学中の冨川芽生さん(26)だと、外務省から連絡があったと芽生さんの父親が明らかにしました。
父親の冨川歩さんによりますと、芽生さんはことし6月からソウルに語学留学していたということです。
事故のあと、冨川さんが心配して芽生さんの携帯電話に電話をかけたもののつながらず、何度目かの電話に韓国の警察官が出たとのこと。
その後、2022年10月30日午後5時すぎ、外務省から芽生さんが亡くなったという連絡があったのです。
転べば死ぬという恐怖
韓国ソウルの繁華街で発生した転倒事故。
死者は、これまでに153人に上っていて、現場近くにいた日本人が当時の様子を語りました。
道路は、倒れた人や心臓マッサージをする人たちで埋め尽くされました。
現場は、ドラマの舞台となり、日本人にも人気のエリア、ソウル・「梨泰院」です。
2022年10月29日午後10時15分。路地で大勢の人が折り重なるように倒れる事故が起きました。
「多くの人が下敷きになったとの通報が多数寄せられている」
被害者の多くが10代、20代。死者のうち20人が外国人でした。
梨泰院周辺には当時、ハロウィーンの仮装をした若者など、およそ10万人が集まっていたということです。
ソウル在住の日本人男性
「本当にすし詰めという感じでした。若者ばかりでコスプレをした人とか。飲食店とかクラブとかバーが立ち並んでる場所なんで、踊ってる人もいたし、かなり盛り上がっていた」
「GO BACK(引き返せ)」・「人混みに押されている」
時折、悲鳴が聞こえ、苦しそうな表情を浮かべる人の様子も見えたそうです。
事故当時の状況は?

20代の女性
人が幾重にも積み重なり、一部の人は徐々に意識を失い、何人かは事故が起きてすぐに亡くなっていた。
女性の友人曰く、周りの人が全力で一番下の人から救い出していたが、積み重なった人があまりにも多くて、うまくいかなかった。
一番下敷きになっていた人たちは、血だらけになり、上から圧迫されて、うまく呼吸ができないと言っている人が多かった。

足を負傷した20代男性の証言
人が押され始めた10分後くらいに下り坂の前から順に倒れて、「5重、6重になった」
居酒屋やクラブにいる仮装姿の人を見物したり、写真を撮ったりする人が足を止め、別の人たちが道を進もうとした結果、互いにぶつかり合い事故が起きた。

20代女性の証言
路地に人が密集し、女性の悲鳴声や「押さないで」・「押すな」と言う声が聞こえた。
ある瞬間から「坂の下の方に人々がすっと下がっていった。
みんなが「押すな」・「押すな」と言っていたが、その声も急に消えて、悲鳴だけになった。

事故現場付近のパブで働く20代女性の証言
友人も心肺蘇生を手伝い、顔と服が血だらけになった。
ハロウィーンなのに悲しく、そして怖い。
今年はコロナが落ち着き、人が多かったと思う。

韓国雑踏事故の原因は?
人間の押し合いが圧力となって転倒に

事後原因
坂道の上にいた人の中から、「押せ、押せ」・などの声が上がっていたようです。
事故当時は多くの人でごった返し、前に進まない状況が見受けられておりました。
そして、坂道の下側にいた人々が次々と後方からの人が押す圧力で倒された可能性が指摘されています。
違法建築だった
建築法上、道路は「歩行者の安全」のため幅4メートル以上なくてはならず、該当地域の建築物現況図でも道路幅は4メートルと出ていました。
ですが、どうしてそれ以下に狭くなったのか・・・?
捜査を進めていくと、「違法建築物」のためと判明。
ハミルトンホテルは路地の中間に建築限界線を侵した建物の出入口(階段含む)を設置しており、路地の下段部にはピンク色の鉄製の仮設フェンスが道路に沿って10メートルほど続いています。
今回の事故の際に、この階段の上の空間に逃げて身を守った人たちは危機を免れたのです。
ある建築会社関係者
「このホテルは大部分が建築限界線を越えて作った珍しい建物。特に路地中間の出入口は建築限界線を侵した明白な違法建築物」
☝このように説明されておりました。竜山(ヨンサン)区庁関係者は、ハミルトンホテルは古い建物(1970年竣工)で、変更された都市計画などが反映されず、建築線を超過した状態で維持された可能性があるとのこと。
ハミルトンホテルはそうでなくても狭い道路に境界線ぎりぎりにまで仮設フェンスを設置し、その結果幅3.2メートルの道路が誕生。
仁川(インチョン)大学安全工学科のイ・ドンホ教授は、「路地の下側にくるほどひょうたん型の瓶のように断面が狭まればボトルネック現象で通行の流れが落ちるのは力学的に当然の事実」と話しておりました。
建築会社関係者によれば、「かなり以前に建てられた建物ではあっても、事後管理は現行法令に合わせなければならないのにそうした点がまったく見られない」と指摘。
詳しい情報が分かり次第、随時更新していきます。
まとめ
コロナが落ち着いて、3年ぶりにイベントが解禁された矢先、楽しいイベントのはずが悲しい事故となってしまいました。
多くの死者はこれから未来を創っていく20代の若者たち。
日本の渋谷もハロウィーンとなると、恐ろしいくらいの人が殺到します。
DJポリス誘導のもと、同じ事故が起きないようしなければいけません。
亡くなった方々、ご冥福をお祈りいたします。
以上、koniiのおはなしでした!
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